錯覚資産で優位なポジショニングを築く【プロの教育者×ナンパ師が教える恋愛術】-第3章29-

「人間関係でいじられキャラから脱出したい」
「女性の前で有意な立ち位置を築きたい」
このような悩みがある人、多くいると思います。
それは錯覚資産によるポジショニングで簡単に打開出来るかもしれません。







どうも。プロの教育者×ナンパ師、ティノです。

今回は、錯覚資産とポジショニングの関係性、そして有意な立ち位置を取る方法について解説していきます。
いきなり錯覚資産やポジショニングと言われても、ピンと来る人は少ないと思うので、一つずつ解説していきます。

この記事を読むことで、次のことが分かります。

  • 錯覚資産の重要性と方法
  • 人間関係におけるポジショニングの重要性
  • 錯覚資産を用いたポジショニング







1:錯覚資産とポジショニングとは

では錯覚資産とは何か、ポジショニングとは何か、その定義について確認していきましょう。
単純に言えば、錯覚資産=相手の勘違いによるポジティブ効果、ポジショニング=自分のキャラの位置付けを指します。




1.1:錯覚資産

錯覚資産とは相手の勘違い(錯覚)によるポジティブ効果(資産)のことです。

例えば、周りの人が評価している人、役職や肩書がある人、有名な人、こういった人たちが手に取るもの、情報は、常に正しいと思われがちです。

「東大卒業生が教える本当に話せる英語学習法」という本があれば、それはどこかとても分かりやすい本に思い込んでしまいませんか?
でも実際は、英語が苦手だけど数学と理科の知識で何とか東大に入学した人が記述しているのかもしれませんし、そもそもその人の知識とそれを言語化する能力は必ずしも比例しません。

つまり、我々はこういった役職などの情報によって目の前の人の能力を思い込んでしまう現象が起こるのです。
これを錯覚資産、似たような心理学用語でハロー効果と呼んだりします。
厳密には少し定義が違いますが、言ってしまえば同じようなものと考えていただいて構いません。



これをうまく利用したものは何か思い付きますか?そう、インフルエンサー商法です。

周りから支持されたたくさんのフォロワーを抱えるインスタグラマーが、とある化粧水をおすすめする。
そうすると、我々はなぜかその化粧水が凄い商品のように感じてしまいます。
そのインスタグラマーには、化粧水の知識もなければ、高校化学すら本当に理解しているのかも怪しいのに、です。
このように錯覚資産は我々の日常の至るところに潜んでいます。




1.2:ポジショニング

次に、ポジショニングについて。

我々は人間関係において必ず「立ち位置」というものがあります。
例えばいつもリーダー的な振る舞いをする人、いじられキャラの人、いろんな立ち位置があります。
これをポジショニングと呼び、自分をどんな立ち位置に配置するか、これによって周りの対応がかなり変わってくるのです。

リーダー的ポジションの人が「これをやろう」と言えば、みんなが信用してついていくことでしょう。ですが、いじられキャラの人が「あれをやろう」と言っても、周りの反発もありなかなか意見が通りません。
このように、人は相手の本質ではなくポジショニングで評価してしまうことが多々起こります。



スタンフォード大学の監獄実験は知っていますか?
普通の人が被験者として参加し、看守役と囚人役に割り振る。
大学の地下に「模擬刑務所」設け、この中で実際の刑務所と同様の生活を送る実験です。

実験は、看守役は1日8時間3交替制、囚人役は交替制ではなく「24時間」参加で行われました。

結果、実験開始から日を追うごとに看守役は囚人役に対して残酷で非人間的な扱いをするようになり、囚人役がもう実験をやめてくれと頼んでも看守役はそれを聞かず、与えられた役割を続け、囚人役を無気力・抑うつ状態に陥れました。

危険と判断され2週間実施の予定でしたが6日で中止になった実験です。

このように、人は自らの役割、ポジショニングで自らの行動をも変えてしまうことがあるのです。
ポジショニングは、他人に対する評価ではなく自らに対しても少なからず影響を及ぼしてしまいます。




1.3:恋愛におけるポジショニング

ポジショニングは恋愛にも大きく影響します。
簡単に言えば、男性が女性より優位に立つか、下位に立つか、ということです。

例えば、男性が女性をいじる、男性が女性をからかう、男性がデートの内容を決める、会話の主導権を握る。
こういった行動を継続すれば、男性は女性より優位なポジションを取ることが出来ます。

逆に、女性にからかわれる、いじられる、会話も女性に任せっきり、こういった行動が続くと男性が女性を頼るような、尻に引かれたような、女性優位のポジショニングになります。





恋愛ではどちらが大切だと思いますか?もちろん男性優位のポジショニングが重要です。
男性が女性を追わせることの重要を解説した記事でも理由を解説していますので、もし理由が気になる方は以下の記事も読んでみてください。


◆モテる男はやってる!女性に追いかけさせる方法



つまり、デート、飲みの場では、必ず男性優位になるポジショニングを取らなければいけません。





2:錯覚資産で優位なポジショニングを取る

錯覚資産とポジショニングの定義は理解出来たでしょうか。
では理想のポジショニングを取るために、錯覚資産を利用していく方法を考えていきましょう。

皆さんの日常でもこんなことはないでしょうか。

イケメンでいつもテキパキ話すAくんと、ブサメンでぼそぼそと話すBくんが仕事で全く同じミスをしても、Aくんはあまり怒られず周りの評価も下がりませんが、Bくんは強く指摘され評価も下がる。
これは、「イケメン」と「話し方」による錯覚資産がAくんに築き上げられた結果です。




2.1:有意なポジショニングを取るには日々の錯覚資産を形成しておく

先程のAくんのようなポジショニングをコミュニティで取るには、日々の錯覚資産を形成する必要があります。

  • 遅刻をしない
  • 服装や髪型を整えておく
  • 挨拶をしっかりする
  • 頑張っている姿を見せておく
  • 背筋を伸ばす
  • はきはき話す


こういった行動を取っておくだけで、周りの評価はなんとなく「あの人は仕事が出来そう」というものに変わります。





それ以外にも、例えば自分の役職や肩書を考えておく方法もあります。

「ティノは、元歌舞伎町ホストで教員免許を取得しており、ナンパ歴は10年を超えます。」

これだけでなんか恋愛に精通しているような気になりますよね。
これに加えて本を出版していたら、おそらく初見の人からも信頼を勝ち取ることは難しくないでしょう。

このように、どう相手に錯覚させ自分のポジショニングを勝ち取るか、これを意識した行動の積み重ねこそ錯覚資産によるポジショニングです。




2.2:錯覚資産でモテる要素を持つ男性になりきる

恋愛においても同様のことが言えます。
例えば女性との飲みの場で、次のような会話がなされたらどうでしょうか。

りのちゃん「将来芸能人とかなれたら良いよね~。」

ティノ「芸能人か、なかなか狭き門だよね。」

りのちゃん「ティノくんは将来どうなりたいの?」

ティノ「経営者かな。この前、小さいけど事業を確立したんだ。その影響でいろんな人たちと知り合えてなかなか面白い人生を送っているよ。」

りのちゃん「そうなんだ~。」


本当のことはどうあれ、おそらく相手の女性からしたら「人脈がありそうな人」という錯覚資産が生まれます。
実際にはただの簡単な転売を行っているだけ。その影響でいろんな人とやり取りをしているだけだったとしても、相手には錯覚資産が形成されます。
結果的に「相手の望むことを叶えられる可能性をもつ人物」というポジショニングを取ることが出来たということです。





それ以外にも

  • 「歌舞伎町でホストをやっていて、No.1を取ったことがある」
  • 「バレンタインでチョコ食べ過ぎてお腹を壊したことがある」
  • 「過去に雑誌で読者モデルをやっていた」


こういったことを相手に伝達すると、「モテている人」という錯覚資産が形成されます。
そうすると相手より優位な立場のポジショニングとなり、こちらの言葉ひとつひとつが、相手にとって価値あるものになるのです。

モテない人が「女心って難しいよね」という場合と、モテた人が言う「女心って繊細だよね」では、印象がまるで変わります。



他にもたくさん錯覚資産のよるポジショニングはあります。

  • 自信満々にエスコートする → この人に従っていれば、うまく行く気がする
  • 焦らず余裕をもってふるまう → 恋愛慣れしていてモテそう
  • 付き合っている人がいるもしくはいた → 誰かが愛したのならきっと良い人
  • 高価な車に乗ってお迎え → きっと私にもお金を使ってくれそう


自分が取るべきポジショニングから逆算して、錯覚資産を形成してみましょう。






ただし、一つ注意すべき部分として、錯覚資産は「嘘、偽り」ではないということです。

嘘をついて錯覚資産を形成したとしても、それは一時的なものですぐに化けの皮が剝がれます。
「社長をやってる」と噓をついて錯覚資産を形成し、ポジショニングを得たとしても、話しが具体的に出来ずすぐにばれてしまい、ポジショニングは最悪なものになりかねません。

自分の本来の能力で、どのように相手に錯覚をさせるか。
これが錯覚資産であり、有用な使い方となります。



また、錯覚資産を悪用したマーケティングが世の中にははびこっています。

  • 食べログで1位を獲得した料理店 → 自分に合うかは分からないのに美味しそうと感じる。実際は店が食べログにお金を払って良い評価にしているだけかもしれない
  • 国が認めた○○! → 禁止していないことを「認めた」と拡大解釈されてだけなのかもしれない


このように、錯覚資産は至る所で使われているため、何が正しいのかしっかりと自分の目で見て考察するようにしていきたいところです。
以上、錯覚資産によるポジショニング形成の解説でした。 

ティノ

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