話を引き出し理解者になるということ
人によって話す比率を変えること
そのために必要な観察をするということ
ナンパ師が女性を口説く時に基本とする、「観察」について、解説します。
どうも、プロの教育者×ナンパ師、ティノです。
今回は、最近アポイントをとった保育士の女性との会話の様子について記述しようと思います。
私がまず口説きで行うことが、「相手を観察」するということなのですが、今回はそれが特に分かりやすい事例となっています。
相手が男性に何を求めているのかを観察し、導き出し、実践する。
口説きには必要なプロセスですよね。
特に、話す比率については、相手によって様々に変える必要があります。
今回はそんな観察の具体例を実際のアポイントの様子とともに紹介していきます。
とある素敵な女性とのアポイントの様子です。是非ご覧ください。
(以下物語調になります)
1:女性を観察し何を求めているのかを把握する
りのちゃん「どこー?」
そんな一本の電話から始まった。
某日 新宿 18時
ティノ「やっと見つけた。お店は20時までしかやってないから、急がないとね」
そんな会話をしながら、ターゲットの女性(仮名:りのちゃん)と待ち合わせを済ませ、新宿の雑踏に足を運ぶ。
今日は土曜日、緊急事態宣言中にもかかわらず、人が多い。街が浮かれている。
しかし、こちらは浮かれすぎてはならない。
コロナウイルスに感染することは、重症化しないとはいえ、行動をしばらく制限されるため、可能な限り避けたい。
人混みを避けつつ、しっかりとコロナウイルス感染症対策がなされている店へ女性を誘導した。
りのちゃん「今日、仕事だったの。疲れたあ」
彼女は通常土日休みであるものの、今日は月に一度ある土曜日出勤の日であったらしい。
ティノ「お疲れ様。疲れているのに来てくれてありがとね。」
さりげなく「疲れているのにわざわざ来た」というサンクコストを彼女に意識させながら、口説きのゴングが鳴る。
◆サンクコストの重要性
この女性は、一度会っている。
ティノの友人Wと2人組をナンパし、その時にラインを交換していた女性だ。
その時は即に至らなかったため、今回は1対1でのアポイント。
勿論、準即を狙う。
これが何を意味するかというと、信頼関係構築は既にいくらか出来ている、ということだ。
普段、ストリートナンパで女性を捕まえた時は、自己開示や、それなりの笑顔を引き出し、警戒心を解消する必要があるが、今回はそれを省略できる。
すなわち、閉店の20時までから逆算し、口説きのステップを考えれば良い。
ざっと、19時までが信頼関係構築、19時以降は恋愛に関する話、軽い下ネタなどをぶつけていくステップとするべきであろう。
1.1:話を聞いてもらいたい女性の特徴
まずは信頼関係構築。
最初に行うことは、相手を観察することである。
りのちゃん「…、それでね、彼女(りのちゃんの友人)から知らない間にイライラされていることとかもあって」
ティノ「それ俺と同じだわ。俺も怒りの沸点が高いから、知らない間に地雷踏んだりする笑」
りのちゃん「そうそう。この前も旅行行ったんだけど…」
しばらく相手の話が続く。
水商売もそうだが、最初のほうは男性が7割話し、女性が3割話すことが適切である。
「聞き上手な男性がモテる」なんてのは、もっと信頼感が深まった後の話だ。
しかし、この女性はどうだ。
こちらの話には相槌のみを打ち、自らの話を継続している。
すなわち、「話を聞いてもらいたい女性」の典型例だ。
こういった女性はこちらから特にアドバイスを挟まず、ひたすらに共感し話を聞いてあげれば彼女たちは満足し、こちらを良き理解者として捉えてくれる。
ティノ「大変だったね。それは、きっとりのちゃんが優しいから、友達も甘えちゃってるんだよ。」
相手を観察し、相手が何を求めて、どんな欲求を持っているのか。そしてそれを実践する。
こうすることで信頼関係構築は完了する。
2:自己開示は抽象から具体へ
続いては恋愛に関する話だ。
ここではお互いの話をすり合わせる必要があるため、聞いているだけではダメだ。
相手の理想の男性像を聞き出し、それを演じる必要がある。
ティノ「りのちゃんはどんな男性と結婚することが理想なの?」
りのちゃん「ん~誠実な人かな」
こんな言葉を聞き出し、相手の過去の恋愛、すなわち初恋、初キス、直近で別れたエピソード、その理由、交際が継続した期間などを聞いていく。
そしてその中で飛び出した質問
りのちゃん「ティノくんはどんな女性が良いの?」
これだ、この質問を待っていた。ようやく会話の焦点がティノに移行する。
この時、出来るビジネスマンは単刀直入に答える。
相手が分かりやすいように、要点のみをブラッシュアップし、正確な返答をする。
しかし、それは恋愛では不正解なのだ。
恋愛はビジネスとは違う。
相手にいかに短時間で物事を理解させるか、が重要なのではない。
相手をいかに魅了するかが重要なのだ。
端的に答えたらどうなるか?そこで一つの話が終わってしまう。
そこで完了してしまうのだ。
そうすると、相手に食いつきを与える隙がなくなってしまう。
まずは抽象的に回答することで、相手からの興味を引き出すことが出来るのだ。
ティノ「んー、運命を感じた女性かな」
りのちゃん「なにそれ笑」
ここから逆質問が始まる。
過去はどんな恋愛をしてきたのか。どうして別れてしまったのか。
時にはぐらかしたり、沈黙を入れて、ペースの主導権を握る。
簡単には答えない。簡単に答えてもらえない。
そんな印象を相手に植え付け、その辺の男たちはどことなく違うことをアピールする。
2.1:自己アピールは間接的に
ここでティノは忘れていた。
価値観しかまだ話していない。
しっかりと、実績で自分の魅力をアピール必要がある。
間接的に、人気者であること、女性からモテてきたことをアピールする。
ティノ「告白されても、本当に自分が良いなと思った女性を魅了出来ないと、意味がないからさ。」
ナンパ師界隈でよく使用されている言語である。
その他にも、自己アピールの方法は無数にある。
詳細は以下の記事を参照いただきたい。
◆自己アピールの方法
りのちゃん「ティノくんは友達が多いんだね」
ティノ「そうだね、なんだかんだ何かあったらみんな助けてくれるし、俺も助けたいと思う。義理の感情は不要な感情だけど、一番美しい感情だから。」
りのちゃん「何言ってんの?笑」
自己アピールと共に笑いを誘う。
3:女性の意志を尊重しつつ要求を通す
20時、退店の時間だ。
それなりに女性を魅了したつもりだ。
しかし、問題がひとつある。
それは先程の会話であった。
ティノ「彼氏1年くらいいないのかー。でも、その間キスとか、抱かれちゃったりとか、なかったわけではないでしょ?」
りのちゃん「ないよ」
ティノ「・・・え?」
りのちゃん「そういう軽い感じ嫌いだもん」
これはなかなかのハードルである。
この会話から予想されることは、間違いなく「付き合ってないから家はやだ」が発生することである。
ひとまず相手のこちらへの食いつきを測るハンドテスト。クリア。
彼女の手を握ることに成功する。
◆ハンドテストで女性からの好意を判断する
次は自宅への打診。
ここの打診がポイントだ。
少しでも下心がある感じを出してしまったら、その瞬間ゲームオーバーだろう。
慎重に言葉を選ぶ。
ティノ「もう店やってないね。といっても、せっかく新宿まで来たのにもう帰るのもなんか寂しいよね。どうしたい?」
りのちゃん「どうしよっか、カラオケとかもやってないよね」
ティノ「マックならやってるよ、ほら、テイクアウトだけど」
りのちゃん「まさかのマック!笑」
ティノ「マック買っても食べるところは、、うちしかないんだよなあ」
りのちゃん「おうちは危ないから行かないよ」
ですよね。
まさにその時のティノの心中はそうであった。
しかし、ここからがナンパ師の腕の見せ所。
ハンドテストで一切拒否がなかった以上、それなりの関係性、魅力はアピール出来ているはず。
彼女の心のストッパーとなっているものは何だ。
一つは間違いなく、「関係性を持つかもしれない」ということだろう。
ここは深掘りすると地雷を踏み、かといって「何もしないから」といって連れ込むのは三流の男がやる行為だ。
嘘をついて女性を自宅に搬送し、手を出して失敗した時は修復不可能になってしまう。
であれば、一つ約束をしてみよう。
ティノ「もしうちならタクシーだな、帰りも俺新宿のロッカーに荷物預けてるから、結局また一緒に新宿まで来なきゃいけないけど笑」
りのちゃん「そうなんだ。近いんだね。宅飲みしよっか。」
なんとか自宅のOKをもらう。
荷物取ってから帰れば良いじゃんと言われたらそこまでだったが、そこは何とかスルーさせることに成功した。
ここで気をつけたいのは、この場合の自宅OKサイン=抱かれても良いサインではないということである。
上述した通り、彼女の恋愛価値観では、付き合ってからしか身体関係は持たないのだ。
それを勘違いしていきなりキスをせがんだりするとゲームオーバー、きっとナンパ師なら経験したことがあるであろう、「帰る」と言われて終わりである。
自宅イン
間接照明をつけ、音楽を流し、2人でソファーに腰をかける。
冷凍庫に冷やしたグラスを取り出し、コースターを並べ、スパークリングワインで乾杯をする。
ここからはひたすらに女性の意思を深掘りしていく。
- なぜ付き合うに抱くことはいけないことなのか
- 身体の相性の重要性
- 他の誰かではなく君を抱きたいからキスがしたい
- キステスト
必ず女性の意思を尊重して、女性の否定理由をを解決していく。
自宅に来たからと言って、力づくで女性にキスを迫るような男は父親の遺伝子からやり直すべきである。
3.1:ダメ押しのキステスト
りのちゃんを抱き寄せる。クリア
頬にキス、首元にキス。クリア
口元にキスをしようとする。
すると相手からの反発が発生した。
りのちゃん「キスは駄目」
いつもの反応、何百回と経験した女性のリアクション。
ここで、キステストを仕掛けてみる。
伝説のナンパ師Asapen氏が実践していた技法である。
ティノ「りのちゃん、自分のキスに点数をつけるとしたら何点?笑」
りのちゃん「えー!なにそれ、考えたことないよ笑」
ティノ「いいからいいから。100点満点ね、ちなみに俺は80点」
りのちゃん「なんで80点?笑」
ティノ「大学のテストならギリギリ優を取れる点数じゃん?」
りのちゃん「なるほど、、じゃあ私は85点!」
ティノ「俺より上じゃん(笑)」
りのちゃん「ふふふ」
ティノ「じゃあ、試してみよ」
りのちゃん「ん…」
このようなやりとりを経て、キスに至る。
2人の唇が絡み合う。
ここからはなし崩し的に行為をするだけ。
準即の成立である。
このように、口説きの基本は相手を観察することから始まる。
相手の思考を考え、どんな欲求があるのか、それを汲み取り実践する。
それを繰り返すことで、千差万別の女性に対応することが可能となるのだ。
しかし、その中でも通用しない女性も一定数存在する。
そんな女性がいるのだからこそ、ナンパの楽しさは奥が深いのだけれど。
ティノ
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